人によってその単語の意味が違う

「義務」って何だろう。

 


ことばというものは、

いい意味でも悪い意味でも、解釈次第でまったく異なる意味を持つことが多々ある。

その人にとってのその言葉の意味とは?

 


例えば、ここで挙げる「義務」について引いてみると


・法律上または道徳上、人や団体がしなくてはならない、また、してはならないこと。

・人がそれぞれの立場に応じて当然しなければならない務め。

 ・倫理学で、人が道徳上、普遍的・必然的になすべきこと。

・法律によって人に課せられる拘束。法的義務はつねに権利に対応して存在する。

                                  などなど。

 

いうなれば、従うべきとされることの総称。

従うべきってことは、従わせている主体があるはずですよね。

誰かが決めた何かがそうさせている。

何に従っているのか。

それがわかるだけでも、言葉の意味を想像しやすくなるなと。

 

となると、この義務ってことば、

背景にある文化が大きく影響してくるのではないかと感じました。

それぞれの文化によって従わせている主体が違っていて

何のためにそれをする「べき」なのかが変わってきますよね。

 

それが果たして何のための「べき」なのか。

「べき」に従うことによって得られるものが何なのか。

 

先日、「義務だから」と言って行動している人がいて

しかも、したいことでもなさそうなのに(義務と言っている時点で。)

それならあえてわざわざやるほどのことでもない行動だったため

不思議に思ったからのこの話題。

 

してもらったら有難いことだったとしても

誰かが負担になるようなことならなくてもいいし

優先順位があるのでそのあたりは

「べき」による強制力を発動しなくていい場面がありますよね。

 

やった方がいいことって人によって違いますし、

それぞれの環境でそれが重要なことなのかは一度確認したほうがいいな。

そう思った一コマでした。