あさ‐はか【浅はか】
[形動][文][ナリ] 1 思慮の足りないさま。「―な考え」「―にも口車に乗ってしまった」 2 空間的に奥行きの浅いさま。 「―なる廂 (ひさし) の軒は」〈源・夕霧〉 3 深みがなく、あっさりしているさま。軽々しいさま。 「よろづに思ひ乱るれど、ひたぶるに―ならむもてなし」〈源・宿木〉
思慮深いという言葉に込められた意味を調べている際に気になった言葉。
どんなものでも、長所と短所が表裏一体であるように
込められた意味も受け取り次第では良くも悪くもそうでなくもあることを前提にすると、
いい意味で使われがちな「思慮深い」の対義語である「浅はか」は
良くない意味で使われがちではあるものの、
時と場合によっては悪くないと考えられなくもなさそう。
前述の単語の説明文3つ目を見てみる。
→深みがなく、あっさりしているさま。
これを仮にラーメンで例えてみると、
どんなに好きでも毎日毎日濃厚豚骨スープばかりでは胸焼けしてしまうから、
たまぁ~に、味があるのかないのか分からないような、深みなんて感じないあっさりラーメンを欲することもあったりして。
そんなことに少しホッとすることもあるんじゃなかろうか。
そう考えると、ずーっと思慮深くある必要なんてなくて
たまには浅はかさを出すことで
なにかが緩まることもあるんでしょうね。
ゆるみ、も、必要。