無意識に分かっている

夜に最寄りの駅から家までの帰り道、虫だらけのエリアがある。

虫だらけといっても、アリが一面に群がっているような光景ではなく、

両サイドが草叢なので、虫が飛び交っている、といった感じのエリア。

何度も通っていたけど、先日初めて気づいたこと。
あれ、足元なんかダンゴムシとかいますね、と。

足の踏み場がないレベル。

ひさびさにつま先で歩きましたよね。

 

普段は夜に通る道なので、明るい時間に初めてマジマジと見て、
こんなにもダンゴムシとバッタがいたことを知ったんだけれど、

不思議なことに、

驚くことに、

こんなに不規則に高確率で出現してくる虫を
今まで一度も踏んだことはない。

なんなら、気にしたこともなかったくらい。

 

人にこの話をしたところ、
そういうもんだよと言われた。

意識はしてなくても、無意識に避けて歩けているんだと。

 

ふむ、そんなことってあるんですね。

そして気づきがあってからの最近、
これまた不思議なことに
虫が見えるようになってきた。
「あ、いる」と。

真っ暗なのに、その子たちがいるところだけ
ぼやぁ~っと気配があるのです。

見えないけど踏まない、から
見えるし踏まない
になってきた。

この違いの面白さをお分かりいただけるだろうか。
当たり前のことを言っているようですが、
とても不思議な感覚なんです。


意識と無意識の境界線。
それによって起こる行動変容。

毎日が気づきの連続です。