11年。
日本宇宙少年団理事長、山崎直子さんが宇宙飛行士に選ばれてから
実際にシャトルにのるまでにかかった時間。
11か月でもなく、11年。
人にもよるらしいけれど、新人の宇宙飛行士は、
基礎研修と呼ばれる1600時間ほどのカリキュラムを受け、
自然科学や宇宙についての専門知識や、各種システムの操作方法、
航空機の操縦方法、英語やロシア語などを学ぶ。
まず1年半ほどのこの基礎研修を行ったのち、
アドバンスト訓練と呼ばれる世界を転々とする上級のプログラムに進む。
道は長い。
話は戻りますが、11年。
モチベーションを維持するのが大変だったんじゃないでしょうか。
こんな質問を投げかけられた山崎さんの回答。
「興味を深めていくことが大事。
王道の道がないので、一つ一つの経験がだいじになってくる。
成功、失敗、挫折から “何を学んだか” という点に着目して
日々を歩んでいくこと。」
ちなみに2022年の宇宙飛行士の募集があと1か月を切りました。
ご興味のある方はこちらから応募できるようですよ。
https://astro-mission.jaxa.jp/astro_selection/
医者になって宇宙飛行士になる。
とある小学生が掲げていた夢。
宇宙飛行士になるには、まず何かの職業についていることが条件なので、
この夢は至極順当な選択だったのですね。